2022年5月1日
「開かれた 復活の食卓」 棚谷直巳牧師 (要旨)
ルカによる福音書24章36~43節
ルカ福音書の「焼いた魚を弟子の前で食べる復活のイエス」はほのぼのとした話ですが重要な教えも含んでいます。弟子達は復活を贖いの教理だけでは捉えられず、また肉体の復活を見ても心に受け止め切れませんでした。しかし「いっしょに食べる」イエスの姿を見た時に、初めて「罪人を招くために」来て、わずかなパンを「飼い主のいない羊のような有様」の人たちと分け合った、その生涯を受けとめたのでした。共に食するイエスは、こうして今の時代とも結びつき、戦争でよぎなく避難した人、そしてコロナ禍で食べ物に事欠く人と、分かち合う生きた導きを私たちにくださることを知るのです。