礼拝宣教から20240428

2024年4月28日

「ともに愛餐を守って」 棚谷直巳牧師 (要旨)

マルコによる福音書2章18~22節

食料配布の活動を支えた背景に、コロナ禍でも守り続けた礼拝後の食事がありました。「コロナ禍で孤立している人のこと」を食を通し想うことが出来ました。初代のクリスチャンが大切にした食事には「愛餐・アガペー」と「聖餐式・ユーカリスト」の2通りがありました。「食を通し共に食べられない現実にある隣人と向き合う交わり」と「十字架の死と復活を覚え、霊的な交わりから教会を形成する礼典」はそれぞれ大切でした。しかし歴史的には愛餐は廃れ聖餐だけが残り、18世紀になりようやく再び愛餐は見直されます。どちらも尊重して、隣人の痛みを知る福音を味わってゆきたいと思います。