礼拝宣教から20211128

2021年11月28日

「主はその腕で力を振るい」 棚谷直巳牧師 (要旨)

 ルカによる福音書1章46~56節

 神話的にイエス降誕を語らずとも、そこに示された福音は豊かです。若きマリアは会堂で聖書を学び、周囲ともよく討論していたと推測します。当時のガリラヤには季節労働者としてエルサレムの下級祭司が来ていました。そこに出会いがあったかも知れません。石打の刑という男性社会側の暴力から逃れて、マリアはエリサベトの元に避難します。今日のシェルター的場所で自身の誇りを見出した時、「主はその腕で力をふるい…身分の低い者を高く上げ、飢えた人を良い物で満たし」という革命的「マリアの賛歌」を歌い上げました。マリアは受け身の良妻賢母ではなく、苦難の預言者だったのでした。

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