2025年9月14日
「ついつい調子に乗る」 岸本兵一牧師(要旨)
列王記上3章10~15節
高校時代の数学の教師は、戦場で片腕を失った人だった。過酷な戦争体験から、人の死とはと考え聖書と出会い、後に牧師になられた。同様に戦場で片腕を失った水木しげる氏の「ゲゲゲの鬼太郎」にあっても、その死生観が現れ、高度成長期に調子に乗った人たちへの警告がある。ソロモン王は、夢の中で神から繁栄と知恵と長寿を約束され、ついつい調子に乗って(前祝いの)宴を張った。しかしその約束は条件付きだった。ソロモンは、そのおごり高ぶりを神から叱られる。私どもの教団にあっても、1人1人が神に愛されていることを忘れ、信仰の形を押しつけていないか問われる。