2025年2月16日
「力は弱さの中でこそ」 棚谷直巳牧師(要旨)
コリントの信徒への手紙Ⅱ 12章5~9節
全国の教会と同様に、私達は高齢化を迎え、病と障害があり、生きる困難も抱えています。ひきこもりがちな若者のフリースペースや、近隣の高齢者が集うコーラスや、フードパントリーを献げていますが、それらは優れた人格者として担うのではありませんでした。自分も生きる痛みを抱えた者として、病と障害を持つ者として、またかつて虐げや蔑みを受け傷つき果てた者として、その家族として、互いに敬意を払いつつ「お互いの痛みのパン」を分け合っているのです。痛みある者の共感の祈りから、人の繋がりが芽生え育ってきたことを知るのでした。