2023年12月31日
「常日頃にある神の国」 棚谷直巳牧師 (要旨)
ルカによる福音書13章20節
癌を生きて、恐怖は潮の満ち引きのように強くなったり、凪のように見えなくなったりを繰り返します。しかしイエス様も十字架の死を前に怯えられたのです。変に強がらなくていいし、感情の波があっても良い。波があればこそ「死はそして再び生きるための一節」なのだろうと思います。医師より緩和ケアの準備を勧められました。特別なプログラムを過ごすのではなく、ふだんの暮らしを大切にしたいと考えます。イエス様も神の国を譬えで教える時、神の偉大を強調するよりも、人間の小さな暮らしを侮られず尊重くださったのでした。