礼拝宣教から20231022

2023年10月22日

「ひとり祈るイエス」 棚谷直巳牧師 (要旨)

マルコによる福音書1章35~39節

Sさんは初めて祈祷会に参加した日、祈りの定式を知りませんでした。とつとつと人生を語ったのです。集団就職の末に転々と職を変わりアルコールにはまって家族と別離し、後悔して「そして今ここにいるのです」と語り終えたその時、西小倉の皆さんは大きな声で「アーメン!」と唱和しました。イエスも、奇跡を行う全能の側面ばかりめる信仰と距離を置き、人間として生きて死を恐れ、受難のなか「この苦しみが過ぎ去りますように」と、心の嘆きをつつまず神に祈りささげました。だからこそひとりの祈りに寄り添って下さるのです。