2022年9月25日
「通行人Aさんの尊厳」 棚谷直巳牧師 (要旨)
マルコによる福音書5章25~34節
実は牧師になる前は、松竹時代劇のエキストラをしたかったのです。当時は鬱病で孤独を深く想っていました。その3年後に癌になりますが「鬱の方が、周囲に理解のある癌の今より辛かった」と思ってます。「12年間出血が止まらない病の人(マルコ5:25~34)」は律法によって「死を招く」などと、人々に排除されていました。しかし女性は希望を捨てませんでした。「群衆の中の孤独」からイエスに救いを求めたのです。病で怖いのは「自分は一人だ」と思い詰めてしまうことではないかと思います。イエスの癒しは隠された孤独にも向かいます。