2022年8月7日
「命を救うために」 棚谷直巳牧師 (要旨)
マルコによる福音書3章1~6節
今日のコロナ感染対策は「この方策が正しい」ではなく、立場の違いを尊重・配慮した対策が必要と考えます。イエスの時代に「安息日」を破れば石打刑にすべきとの考えがありましたが、これは元々は「奴隷や寄留者が休み」「奴隷であった自分たちを思い起こす」ためにあったのでした。どのように意味ある教えも、弱い立場で生きている人を忘れてしまえば、それは人の命を蔑ろにする道具となることを、イエスは怒りと悲しみの中に伝え、かの人を真ん中に立たせたのでした。