礼拝宣教から20220710

2022年7月10日

「切実さ~解放への祈り~」 棚谷直巳牧師 (要旨)

ルカによる福音書18章1~8節

イエスは社会でないがしろにされている人が持つ「切実な祈り」が人を変え、社会を変えるまことの力になることを示し、勇気を持ち続けなさいと教えました。私たちはまず、そのことをウトロの40年以上に渡る闘いから学びました。精神障害者「憩いの場」への公的助成を求める闘いも、集う当事者が切実な思いで署名集めしたことが原動力となりました。「水平社宣言」は、日本最初の被差別当事者の側からの人権宣言でした。「上から下へ、の慈善的じぜんてき考え方」ではなくて、「自由、平等の渇仰者かつごうしゃ」として「すべての差別をゆるさない」姿勢を自分自身に問い、考え、行動してゆくことが大切なのだと思います。