2022年5月29日
「小さくされた者に示す軽い軛」 棚谷直巳牧師 (要旨)
マタイによる福音書11章25~30節
障害を持って自分を生きるという時に、希望を与えてくれたのは優れた福祉事業家や専門家ではありませんでした。保障の無い時代に千枚の募集ビラを撒いてようやく一人の介護者を見つけ33歳で生まれて初めて喫茶店に入ったというKさんや、障害者の生きづらさを介護者に全霊をもって訴えていたSさんなど障害者当事者に、心突き動かされて自分達の生き方を選んだのです。イエスは「時代の歪の中で小さくさせられている人にこそ福音は示される」と教えました。「心底虐げられても決して抑圧にめげない」イエスだからこそ私たちの重荷を最期まで共に担い、安息を与えてくださるのでした。