2022年2月6日
「イエスは手を添えて癒され」 棚谷直巳牧師
マタイによる福音書4章23~25節
社会的制約の強い中国でもロックアウトの住宅に食糧を運び奉仕する庶民の姿があります。日本の福祉事業所や病院でも限られた中で互いに創意工夫し、役割分担をしてコロナ禍に立ち向かう人達がいました。癌でも感染症でも罹患していちばん辛いことは「大きな不安があるのに誰も関わってくれない」と、孤独の淵に陥ることです。福音書の時代、ガリラヤでは伝染病が猛威をふるっていました。その只中にイエスは行かれ「手を添えて」、決して一人ぼっちにさせない癒しを行われました。伝染病の流行る地で「時は満ち、神の国は近づいた」と宣べられた御言葉は今の時代にも生きているのでした。