2024年11月3日 (永眠者記念礼拝)
「幸いの木を植えた人たち」 棚谷直巳牧師
ヨハネによる福音書12章23~25節
保育専門学校教師であった多藝美智子さんの指導は厳しかったのですが教え子から慕われ絶大な尊敬を受けました。保育園立ち上げの苦労もニコニコと笑って話されるのです。独り暮しの方に配るおせち料理やバザーのケーキは塩分糖分を控える、細かい配慮をされる方でした。多藝正之さんの宣教姿勢は「神の前に砕かれた自分をさらすこと」にありました。また「子どもとは本気で向き合いなさい」と言い、その子の持つ影や暴力性といったものも人間性と捉えておられました。教会の創設と成長を担われたお二人は、先に召された皆様と共に、互いの生きた痛みのパンを分かち合われたのでした。