2024年10月20日 (南山城伝道協議会講壇支援)
「バニやんを知ってるかい」 岸本兵一牧師
フィリピの信徒への手紙3章17~20節
牧師かけだしの頃、親友が結婚式を依頼してきて「田端義男を歌ってくれ。教会結婚式に反対の親の気持ちが収まる」と言いました。バタやん ならぬジョン・バニヤンは17世紀ピューリタン革命の激動期に生きた人です。貧しい鋳掛屋に生まれ、教育にも恵まれませんでしたが宗教的感性に豊んでいました。宗教改革主流派が頑迷な教条主義・難しい説教の世界に回帰しようとした時、彼は謙虚にわかりやすい言葉で説教しますが「国教会の聖職者でないのに説教したかど」で投獄されます。なお獄中で『天炉歴程』を著し様々なキャラクターを描くことで神の救いを平易に宣べ伝えると、多くの共感を得てその信仰と魂は、英国内だけでなく海を渡ったのでした。