礼拝宣教から20241013

2024年10月13日

「考える 考えさせるイエス」 棚谷直巳牧師 (要旨)

ルカによる福音書10章25~37節

子どもの時に父の軍隊時代の手帳を見つけ、そこに「一、軍人は考えてはいけない」とあるのを見て恐ろしくなりました。戦場で考えることを否定された父が数十年後、歴史の中に在る自分をふりかえったのは、在日2世の女性との出会いからでした。現代のネタニヤフ首相には「イスラエルのためにはパレスチナ人は追い出して良い」とする偏狭へんきょうな民族主義が見えます。それらを「正当化する」信仰により、自国と国際社会からの非難を遠ざけています。イエスはまことの平和の始まりに「一人の人と 自分が向き合うこと」「一人の人間として自分で考えること」を教えられました。この世の強い権力を正当化するために、私たちは信仰に生きるのではありません。