礼拝宣教から20240929

2024年9月29日

「何もしないイエスの癒やし」 棚谷直巳牧師 (要旨)

ヨハネによる福音書8章1~11節

「あなたたちの中で罪を犯したことのない者から石を投げなさい」と言われ黙って地面に字を書き続けたイエスは、その一人一人に自分で考える時間を与えました。「正しさへの熱狂」の背景には差別があり、その果てには戦争があります。イエスの沈黙は「人間を見つめ、社会の不正を告発し、多くの人々に問いかけ、人を変えてゆく 沈黙」でした。イエスは女性に、最後にこう言いたかったのかも知れません。「今は私たちに石を投げる人はいません。だからもし、一方的に非難を受けている人に出会ったなら、決してただ一方的にその人を裁いたり否定しないで、いっしょに歩んであげてください。」