2024年8月18日
「キリスト教の葬儀とは」 棚谷直巳牧師 (要旨)
ルカによる福音書23章50~56節
古代のラクタンティウスは著書で「(難破の)死者に衣服を着せて葬る助祭」を記録してますが他にも疫病の町に入って葬りを行う一般クリスチャンの報告があります。「無念の中に死んだ人たち」に寄り添う信仰が、古代教会にあったことを心に覚えたいです。キリスト教葬儀で大切なことは、「家族を孤独にさせない」「故人の永遠の命を儀礼を通して心に想うこと」だと考えます。また西小倉めぐみ教会の教会墓地は教会員だけでなく、これまでの歴史でつながったクリスチャンでない方も一緒に入っていただいています。葬儀とお墓を通して、私たちは人の生きる痛みを知り その死の尊厳を想い、永遠の命を心に覚える信仰を、今もいただいていると感じます。