2024年8月4日
「神は人の弱さを蔑みません」 棚谷直巳牧師 (要旨)
詩編22篇25節
西小倉めぐみ教会創設者 多藝正之牧師が天に召されました。表面的優しさを受けつけない人でしたが、人間の最も暗い部分に向き合う姿勢をお持ちでした。多藝先生は自身のお父様のことをよく説教で語りました。アルコール依存症であったお父様との間には、わだかまりや距離があったと云います。召される直前に洗礼を希望され、当時世光教会の後宮俊夫牧師から授かりました。葬儀を終えて後宮先生が「今日はお父さんを通して良い伝道集会を持てました。ありがとう」と言われた時に救われた思いがしたそうです。「(神は)人の苦しみを侮らず蔑まれない」のでした。また多藝先生は「宣教とは、神の前に砕かれた自分を晒してゆくことなのだよ」と教えていました(詩編51:19)。生きる痛みを抱えた者として、互いのパンを分け合う信仰は、私たちの中にも生きてると感じます。