2024年4月14日
「苦難は、希望を生む」 棚谷直巳牧師 (要旨)
ローマの信徒への手紙5章1~5節
福祉職の友人は「私たちは半歩下がって一緒に歩むべきだ」と言いました。ただ援助技術に長けた者になるより「相手の気持ちを聞く立ち位置にいつもいること、対話の大切さ」を彼は云うのでした。自分の経験としては家族介護でも、「間」とか「呼吸」とか「空気」など、技術講習では得ることが出来ない楽しさがあります。むしろ困難の中で対話が開けてゆくこともあるのです。神の前にすべての人は平等です。もともと人間は、「~する・される」の関係で繋がれるのではありません。どちらかがより優れた者として上に立つのではなく、対話して互いに仕え合う道を、イエスは示していたのでした。