礼拝宣教から20240121

2024年1月21日

「数十年を経て育つきずな」 棚谷直巳牧師 (要旨)

マルコによる福音書4章26~29節

阪神淡路大震災でKさんは、自分も被災者であったのに同じ境遇の仲間を訪ね京都での休息を勧めました。教会の一時避難所がこうして始まりました。私たちは自分で気づかないまま「サマリア人から学んだ」ような人間関係をそこで知りました(ルカ10:36~37)。教会でのきずなも互いの苦難と向き合う中で、いつも間にか育てられたと実感します。イエスは形ある組織や建物ではなく、人をして「将来への種をきなさい」と言われます。神の国と呼べる絆の始まりは、誰も予想しない小さな種粒であったことを胸に受けとめていたいと思います。