2022年9月18日(南山城伝道協議会講壇支援)
『がめつい。えげつない。』 岸本兵一牧師 (要旨)
列王記上21章17~20節(旧約p.571)
実は唱歌「里の秋」は「戦争に行った父を母子が囲炉裏で栗をゆでて待つ」、しなやかで力強い反戦歌でした。英国葬の豪華絢爛の背景には帝国の血塗られた搾取の歴史がありますが、歌「さらばジャマイカ」は預言者的抵抗に生きた南米の人々の姿を映しています。アハブ王もナボトの葡萄畑に執着し悪辣な謀をして奪いました(列王記上21章)。神なき行いに預言者エリアは一人立ち上がり、「がめつい えげつない王」に命懸けで預言をします。人を大切にする、預言的メッセーを持つ者は、強く賢くしなやかに抵抗と反抗を行うのでした。