2022年7月3日
「神の弱さは人よりも強く」 棚谷直巳牧師 (要旨)
Ⅰコリントの信徒への手紙1章24~31節
パウロは「人間的に見ての能力の有る無しや、学の有る無し、社会的地位の有る無しにも関係がない、すべてキリストの霊による自由な選びによって教会は立てられる」と教えます。本田哲郎さんは周囲から差別を受けている人の存在がむしろ教会の調和をもたらす要だと翻訳し直します。36年前に出会ったМさんは12歳で精神病院に入れられ40年入院していました。お正月に一緒に故郷へお墓参りに行くことがあり、そこで語られるМさんの言葉には威厳がありました。「上から下への支援」ではない「半歩退いて一緒に歩く」姿勢の大切さは、Мさんの生き様と威厳に学ばせていただいたのでした。