2022年4月17日
「いっしょに~つながりが育つこと~」 棚谷直巳牧師 (要旨)
ルカによる福音書10章25~37節
福音の種はユダヤ戦争後の紀元70年以降、避難民となった人々によって蒔かれました。ガリラヤなどでイエスと出会った人たち、同じくガリラヤに出稼ぎに来ていた下級祭司たちが、口伝などの資料を纏めたものと思われます。編集場所も避難先の「家の教会」等であり、その女主人たちも編集に加わっていたのではないかと想います。ですので発展志向のなかで編まれたと云うよりも「戦争と迫害の只中にある今こそ福音の種を蒔こう」という祈りが背景にあったと思うのです。私たちも病とコロナ禍の中で多くの出会いと恵みをいただきました。その祈りを福音の一粒として生かしてゆきたいと願います。