2022年1月30日(京都教区講壇交換)
「主の食卓の意味」 大山修司牧師(膳所教会)(要旨)
学生の時、在日韓国人の友人と仲良くしていましたが、潜水の仕事に就職して間もなく心臓麻痺で召されました。葬儀で彼の衣服を焼く時、オモニが拳で地面を叩きながら「アイゴー!」と叫んでいた姿が忘れられません。こんなにも苦しんでいる人の前で自分は何も出来なかったという思いが募ります。「あんたはしっかり生きんといけんよ」と諭してくれたそのオモニも89歳で召されました。20年前に琵琶湖の畔にある教会の牧師になりました。韓国教会の方々との出会いをいただきながら、そこから逃げずに、自分の持つわずかなパンを献げて主の招きに応えたいと願っています。