礼拝宣教から20220116

2022年1月16日

「歴史に現れた普通の人々」 棚谷直巳牧師 (要旨)

マルコによる福音書1章16~20節

ガリラヤは時代の閉塞へいそくを象徴する土地でした。イエスはそのガリラヤ湖でりょうをしていた4人に声をかけ弟子とします。それは「普通の人たちを歴史に登場させた」瞬間でした。27年前、阪神淡路大震災で家を無くして休む場所も無い困難な状況で、仲間を想い課題と取り組んでいた人たちに私たちは出会いました。その活動は震災後、各所で実りある活動として今も引き継がれています。ふりかえって、その時代に生きづらさを抱えた庶民しょみん(普通の人々)が救いの歴史に現れ、それぞれに自己実現してゆくこと、それがイエス・キリストの伝えた福音であり、すべての人の救いの実現であった、と思うのです。